2011年6月30日木曜日

赤い野イチゴが気になりだした

赤い野イチゴが目につくようになってきた。

日当りのよい石垣や道端で見かけるのは
ナワシロイチゴ。

















酸味のある濃厚な味は、生食よりもジャムなどに合う
赤い色も奇麗だし、沢山採れるのもいい。

時々、沢山実がなる場所に出くわす。
そんな時は、つい嬉しくなってしまうものだ。


一方、透き通った赤い実のニガイチゴは
林道や日当りの良い斜面などでよく見かける。































名前のごとく苦いイチゴなのだが
苦いのは種のような核という部分なので
赤い部分は甘みがあっておいしい。

なので、ジャムにする場合は、裏ごしすればよいと思う。

林道沿いなど、どこにでもあるので見つけるのも簡単。

野イチゴの種類は多く、味もそれぞれ違って面白い。
それになんと言っても、その赤い色がそそられる。

野イチゴのほとんどが赤い色をしているが
きっと『おいしいから食べて』と主張しているのだと思う。

2011年6月29日水曜日

フキの苦み好きです

山のフキで、きゃらぶきと葉の佃煮を作った。

山菜のシーズンも終わりになって来たけど
標高の高いところに山フキがあったので少しいただいて来た。




















春先のフキノトウもその苦みが好きで
毎年、フキ味噌や天ぷらにして楽しんでいる。

今回は、フキの茎と葉を使って
きゃらぶきと葉の佃煮を作ってみた。















きゃらぶきは、フキノトウ程苦みは強くはないが
口に広がるほのかな苦みが病み付きになる。
歯ごたえもいい感じだ。

フキの葉の佃煮は
葉が柔らかいので捨てるのがもったいなと思い作ってみたが
フキノトウのあの苦みがあり、熱々のご飯にとても合う。

唐辛子を少し入れてあるのがポイントだ。















どちらも沢山食べるものではないけど
ちょっとあると食がすすむ。

フキノトウの苦みを好きな私にとっては
なくてはならない食卓の一品である。

フキの葉の佃煮などは売っていないと思うが
手作りの良いところは
自分好みの味付けにできるという点だ。

2011年6月28日火曜日

風土の魅力 生の情報をゲットしよう

杜のお茶会のお知らせ


森の中にある小さな美術館でのティータイムです。




















自然についての話が気軽にできる場を作ろう
と始まり、今回が二回目です。

前回は、キイチゴやウグイスカグラの実をつまみながら
花や鳥や虫等、北杜市周辺の自然について雑談を楽しみました。


今回もお茶を飲みながら、北杜市周辺でこの時期見られる
花や虫や鳥など自然についておしゃべりしましょう。

時期的にホタル、カブトムシ、オオムラサキ、野イチゴ
などの話題がでるといいなと楽しみにしています。

自然に興味のある方、初めての方でもお気軽にご参加ください。




日 時  6月30日 木曜日
午後3時から4時くらい

場 所  薮内正幸美術館 北杜市白州町鳥原
http://yabuuchi-art.main.jp/ 
サントリー白州蒸溜所すぐ近く    
参加費  無料


お問い合わせは 
foodup55@gmail.com  加々美まで



薮内正幸美術館には、薮内氏の野鳥や動物の絵が多数展示してあります。
薮内正幸氏を知らない人にも、一度見てもらいたいすばらしい作品です。

2011年6月27日月曜日

庭にジュンベリーを

今年も庭のジュンベリーが沢山成りました。

ジュンベリーの実はおいしくて、沢山成るのがいいですね。


















そのまま食べてもおいしいし
ジャムや果実酒にしてもいいし
使い切れなかったら、そのまま冷凍保存もできる。

昨年は、ジュンベリーでサワードリンクを作ったが
ほんのりと甘みのあるおいしいドリンクができあがり
夏場にぴったりな爽やかなサマードリングとなった。

今回は、ヨーグルトシェイクを作ってみたが
実に甘みがあるので、ヨーグルトの酸味と相性がいい。















ジュンベリーは、六月のベリーの意味。
木は、すぐ大きくなる。

我が家の木も植えて5年目くらいだが
3年目には実が沢山成った。















沢山実るので収穫が楽しい
デザート等いろいろと利用できて嬉しい
子供たちと一緒にできるので、家族の会話もはずむ。

野鳥も実を食べに来てにぎやかになる。

庭木には、ジュンベリーをおススメします。

2011年6月26日日曜日

ホタルの情報

ホタルの舞う時期ですね。

北杜市周辺で、ホタルのよく見られる場所を紹介します。

JR日野春駅の近くにある
オオムラサキセンター敷地内の川、白井沢宮川。

オオムラサキセンターへ行けばすぐ分かるけど
夜だと暗くて分からないので
あらかじめ日中に下見をしておくことをおススメする。




















川の方へ降りて行くと、川を渡る吊り橋があり
その辺からホタルが舞い始めているのが見える。

吊り橋を渡ると川沿いに木道になっていて
少し行くと丸太のベンチがあるので
そこに座ってホタルを眺めて楽しめる。













今見られのは、大きめのゲンジボタル
オスの光は、本当に明るい。

ぼーっと眺めているだけでもいいものだが
よく見ていると、光が反応し合っているようにも見えてくる。

そう、ホタルの光は恋のシグナルであるのだ。

蒸し暑い夜には、ホタルの光を眺めに
行ってみるものもいいものだ。


ホタルの写真を撮りたかったけど撮れませんでした。
来年は挑戦しようと思っている。
お楽しみに。

でも、写真より実物の方がいいから
チャンスがあったら見に行ってみてね。

2011年6月25日土曜日

花の香りを味わう ノイバラ

知って得する、とても香りのよい木を紹介します。

野山に生えるノイバラというバラの仲間で
なんとその香りは
香水の原料にも使われるくらい良い香りがする。


















私も花の香りに興味がなかった頃のこと
この花の近くを通ったとき、とても良い香りに
おもわず足を止めて香りの主を探してしまったことがある。

その甘酸っぱい香りは
私の嗅覚のスイッチを入れてしまったのである。

それ以来、花の香りに興味を持ち
いろんな花の香りを求めるようになってしまった。















しかし、そのことはとてもラッキーなことだったと思う
花の良い香りを味わうと、とても幸せな気分に浸れるからである。


ノイバラはどこにでもあるが、みずがき山の麓
増富地区で、偶然大きな木を見つけた。





















もともと低木なので、高さは2〜3メートル位だが
木の茂り具合が大きいのである。

車道のすぐ脇にあるので
見つけた人は、車から降りて香りをぜひ味わってみてほしい。

2011年6月24日金曜日

乙女高原のレンゲツツジ

乙女高原は標高1700メートル、レンゲツツジの名所として有名だ。



















乙女高原の良いところは
レンゲツツジとシラカバがマッチしている
霧がかかると幻想的な雰囲気を味わうことができる
人が少ないので、プライベートな気分になる

レンゲツツジは、六月の梅雨の時期に咲くが
晴天よりも曇りや小雨の方が花の色がよいと思う。


















特に霧がかかると高原全体が幻想的な雰囲気になり
レンゲツツジのオレンジとシラカバの白が
霧の中にぼんやりと浮かんでくる。

白樺の後ろで白い花をたくさんつけた木は、コナシである。



高原の中には、ロープを張った遊歩道があり
散策を楽しむことができる。


















乙女高原は、これから次々と高原の花を咲かせて
私たちの目を楽しませてくれる。

何度も訪れて楽しめるのが乙女高原のよいところだ。


また、ほとんどの人は知らないが
ちょっと足をのばせば、乙女高原の森の主
ブナじいさんに会うこともできるのである。

乙女高原は、まわりの森を含めて
特におすすめの場所である・・・。

2011年6月23日木曜日

美しの森周辺の花

八ヶ岳山麓には、よい森がたくさんある。

清里周辺も私の好きな場所である。


















六月のこの季節、美し森のレンゲツツジが有名だが
サラサドウダンツツジも可愛らしくて美しい花をつける。

車で走っていると気がつかないが
歩いているとこのツツジが沢山あることに気づく
近くで見ると赤い可愛らしい花を沢山つけている。

白い花は、よく目立つ。



サワフタギは、2〜5メートルくらいの低木で
細かい花をたくさんつけている。



カマツカは、5メートル位になる小高木で
名の由来は鎌柄で、手頃な枝を鎌の柄に利用したらしい。



ハクウンボクは、10メートル以上にもなる高木で
円形の大きめな葉が識別のポイントになる。

誰がつけたのか知らないが、名前が何ともいい。
サワフタギは、沢に蓋をするような木
ハクウンボクは、房状の花が白い雲のようの木

想像力が何とも豊かで感心する。

その他にも、あまり目立たない花も咲いているが
写真に撮るのは難しい。

実際に自分で探してみてほしい・・・。

2011年6月22日水曜日

キイチゴを見つけるとうれしい

車で林道を走っていると
キイチゴを見かける季節になった。


















キイチゴは、木イチゴなのか黄イチゴなのか

野イチゴには、木に成るものと草のものとがあり
このイチゴは木に成る、だから木イチゴかもしれない。

本名は、モミジイチゴといって
葉がモミジの葉に似ていることからついたらしい。

木に成ると言っても、高さ1〜2メートル位である。

このキイチゴは、その場でとって食べるのが
甘酸っぱくて一番おいしい・・・。















野イチゴの種類はいろいろあるが
生食では上位のランクになるおいしさである。

透き通った色が奇麗なので、ジャムにしてみたが
色が悪くなって、味もいまいちになってしまった。

ウグイスやキビタキの声を聞きながら
またはハルゼミの大合唱を聞きながら
その場でとって食べるのが一番おいしい・・・。

キイチゴの成る場所を見つけた人はラッキーだ。

2011年6月21日火曜日

おいしい巨峰が食べたい

ぶどう農家へ手伝いに行った。




















山梨市牧丘町の知り合いが
昨年からぶどう栽培を始めた。

ぶどうの品種は巨峰
牧丘町は全国的にも有名な巨峰の産地である。

ぶどう栽培初心者のTさんは
なるべく農薬を減らした栽培法を研究しながら
いろいろな方法を模索している。















今の時期は、ぶどうの花の咲く前に行う
「房作り」のときで忙しい。

房作りは、房状の花のつぼみを半分以下する作業で
初めての私にも簡単にできる。

とは言っても一日中上を向いた作業なので
首は痛いわ、腕も痛いわ、肩はこるわで
慣れないと大変な作業である。

場所によって花が咲きだしているのもあり
花の可憐さとほのかな甘い香りを初めて知った。





















ぶどうの作業は、ジベレリン処理(種無し用)
粒抜き、袋掛けとしばらく続き忙しいらしい。

そして、待望の収穫は9月上旬から始まる。
おいしい巨峰を食べるには、随分手間がかかるものだ。

でも、おいしい巨峰ができるまで
なるべく手伝いに行こうと思っている。

2011年6月20日月曜日

乙女高原の森もいいぞ

森の恵み教室の報告

乙女高原方面へ行ってきました。



































塩平から焼山峠に上がると
道路の両側にオレンジ色のレンゲツツジが
満開で咲き乱れていた。

あたりを散策するとハルゼミの大合唱と
野鳥の鳴き声が聞こえて来た。

ホトトギス、ジュウイチ、ホオジロ、ウグイスなど

場所を変えて、ブナ、ミズナラの森へ行ってみた。

森の中はシットリとして
地面は腐葉土でふかふかして気持ちがよい。

この森にも、みずがきの森と同じく
マイヅルソウ、ギンリョウソウが咲いている。

キビタキやコルリなどの声を聞きながら
しばらく散策しているとウスヒラタケに出会えた。

















ヒラタケに似ていて薄いのでウスヒラタケといい
味は良い。

湿地の方へ行ってみると木の高い場所に黄色いキノコが見えた。

お目当てのヌメリスギタケモドキだ。

沢山でているが、高すぎてとどかない・・・。
このキノコには、よくあることだが残念だ。




















もっとあるかもしれないと期待をして探していると
やっぱりあった、足元に出たてのを発見・・・。

その後の散策で、ラッキーが重なりワラビも採れた。

自然の美しさをめで、収穫もあり
高原のさわやかな空気を堪能して

自然の恵みに感謝、感謝の楽しい一日でした。

2011年6月18日土曜日

各地の情報をゲット

先日、薮内正幸美術館でお茶会をしました。





















午後のひととき、お茶を飲みながら
採りたての木イチゴ(モミジイチゴ)をつまみながら
野鳥や植物の話に花を咲かせました。















そこで思ったことは、お茶会は情報源ということ。

参加者は、北杜市の各地から来ているので
その地域の自然の様子を知ることができる。

武川の方で木イチゴが成っていたとか
長坂の方にもウグイスカグラの実が成り始めたとか

大きなアカゲラを見た、もしかしてオオアカゲラかもしれない
庭の巣箱にシジュウカラが入って餌を運んでいる
カッコウの声は聞かないが、ホトトギスが最近鳴き始めた
夜になるとフクロウの声を聞く など

鳥の話題、植物の話題、虫の話題などなど
いろいろな自然の話が出て来て面白い

そして
自然への興味が広がり、楽しみが増えていく・・・。

平日の午後、のんびりとしたひと時であったが
あっという間に時間が過ぎてしまった。

次回は、どんな話題が出るのか・・・楽しみである。

2011年6月17日金曜日

梅雨時のきのこ ヌメリスギタケモドキ 

梅雨の時期にも食べられるキノコが出る。
大型で黄色いキノコ、ヌメリスギタケモドキだ。


















このキノコはナメコの親戚で、傘にヌメリがある。

名前にモドキと付くと、ちょっと怪しそうな気がするが
ヌメリスギタケによく似ているというだけの意味で
ヌメリスギタケよりも後から名前がついたからだろう。


このキノコの魅力は、味が良い、ボリュームがある
形がよい、見つけやすい、沢山採れる等、三拍子以上そろっている。

林道を車で走っていても
意外と見つけることができるからうれしい・・・。

そして、大型でガッシリとしているから採りがいもあり
数本採ればカゴが重くなってしまうほどである。




















また、このキノコはいろいろな料理に合うのもグットなのだ。

ヌメリがあるので、汁物によし
油にも合い、特にオリーブオイルとの相性はバッチリだし
佃煮風にして煮詰めるとご飯にのせても食が進むし
なんと、茹でてスライスして刺身風に味わうこともできる。

私は、パスタに入れることが多く
コシアブラとコラボさせたり、ベーコンとの相性もよく
市販のキノコでは味わえない、コクと旨味と食感が楽しめる。















いろんな料理に合うので
今後もレパートリーを増やしていこうと思っている。

キノコを知ると料理が楽しくなってくるのである・・・。

2011年6月16日木曜日

八ヶ岳の森もおススメ

森林散策のお知らせ

北杜市周辺には、よい場所おススメの場所が沢山あります。

今回は、八ヶ岳の観音平周辺の森をのんびり歩きながら
自然散策を楽しみます。




















八ヶ岳は、野鳥が多いことで有名な場所です。
野鳥のよく来る水場もあり、そこもご案内します。

今回の散策コースには、三味線滝という
小さな滝があり、そこにも立ち寄ります。


















また、珍しい「ひかり苔」もあり
運が良ければ光っているのが見られます。

















日 時 6月19日 日曜日  小雨決行
時 間 午前9時〜11時半ころ
場 所 八ヶ岳 観音平周辺
※集合場所は、申込者に直接お知らせします。

参加費 五百円 
持ち物 飲み物、雨具、ジャケット、野鳥図鑑など
服 装 長袖シャツ、長ズボン、履きなれた靴、帽子
主 催 森のまほろば自然学校 

 申込先 foodup55@gmail.com (加々美)

2011年6月15日水曜日

雑木林で見つけた赤い実

見つけると嬉しい赤い実を紹介しましょう。
最近、雑木林の縁で見つけました。


















この赤い実は、ウグイスカグラという木の実で
この木は、野山に普通に見られ
木の高さは1〜3メートル程の低木です。

ウグイスカグラの名の由来は、鳥のウグイスが
この木で神楽を舞っていたからかもしれない・・・。

私も以前、ウグイスがこの木にいるのを目撃したが
確かに木の中を動き回っていて、神楽を舞っていた
という想像ができなくもない。

そう、私にはできないが、命名した人は想像力が
豊かだったのでしょう。
何とも粋な名前ですよね。


















花は標高や場所にもよるが、早い場所では三月下旬に
ひっそりと咲き始めているのです。
小さいので目立たないけど・・・。

赤い実は、ゼリー状であまみがありおいしいから
ぜひ探してちょっと食べてみてほしい。

きっと近くでウグイスの鳴き声も聞こえることでしょう。

2011年6月14日火曜日

ホオノ木の魅力 利用法

ホオノ木は、北杜市周辺どこでも普通に見られる。


















この時期、大きな白い花を咲かせている。
木は大木になり、葉も大きく50センチ以上はある。

花も葉もよい香りがするのが、ホオノ木の魅力である。

花の咲いている木の下を通ると、ほんのりとよい香りがする。

葉もよい香りがして、飛騨地方の郷土料理には
大きな葉で味噌を包んで焼く有名な朴葉味噌がある。

私は、葉にご飯を包んで利用している。
五目ご飯やきな粉ご飯を包む、殺菌作用で痛みにくく
食べるときによい香りがしてグットなのだ。
携帯にも手頃で便利だ・・・。




































朴葉味噌としては
ヤマメやイワナに味噌をして焼くと格別においしい。

以前、子供たちはホオノ葉をお面にして遊んでいた。
また、家の下駄箱には朴歯の下駄が眠っている。

それから、それから
サンコウチョウという野鳥は、ホオノ木に巣を作る。

ホオノ木は、何とも魅力的な木である。
これからも利用させてもらおうと思っている・・・。

2011年6月13日月曜日

森の中の美術館でお茶会をします

薮内正幸美術館は
白州町の森の中にある小さな美術館。

故薮内正幸氏は、野鳥や動物画の第一人者として
たくさんのすばらしい作品を残している。

薮内氏の絵は、野鳥図鑑をはじめ動物絵本
文学作品や百科事典の挿絵、野鳥ポスターなどなど
様々な分野で見ることができる。

私も薮内氏の野鳥図鑑を昔から愛用しているが
繊細で写実的なその美しい絵は
見ているだけで、引き込まれていくような気がする。

そんなすばらしい作品が展示してある
森の小さな美術館で、お茶会をします。

お茶を飲みながら、北杜市周辺でこの時期見られる
野鳥や山野草など自然についてのお話をします。

自然に興味のある方は、お気軽にご参加ください。


日 時  6月16日 木曜日
午後3時から4時くらい

場 所  薮内正幸美術館 北杜市白州町鳥原
http://yabuuchi-art.main.jp/ 
サントリー白州蒸溜所すぐ近く    
参加費  無料


お問い合わせは 
foodup55@gmail.com  加々美まで

2011年6月12日日曜日

鳥はさえずり 花は香る

自然観察会の報告

北杜市白州町鳥原で自然観察会を行った。


















今日は、白い花がよく目についた。
スタート地点には、藤の花に似た房状の白いオオバアサガラと
キウイによく似たサルナシの花が咲いていた。

近くには、ノイバラがあり甘い香りが漂っていた。

この辺で、よい香りの花と言えばコアジサイである。
こちらもちょっと白っぽいつぼみをつけている
これからがコアジサイの本番である、お楽しみに・・・。

また卯の花と呼ばれる、ウツギの白い花もあちこちで咲いていた。
そう、卯の花の咲く頃には、ホトトギスがやってくるのである。


















大きな葉のホオノキも大輪の白い花を咲かせていた。

その他にもニシキウツギ、ヤマウコギ、スイカズラなどを
見ることができた。

野鳥たちは、相変わらず姿はなかなか見られないが
あちこちからよい鳴き声が聞こえて来た。

イカル、センダイムシクイ、シジュウカラ、メジロ
キビタキ、ウグイス、ヤマガラ、コゲラなど

ホオジロは、二羽のオスが電線で鳴き合をしているのを
観察することができ

サンショウクイ、アオゲラ、ヤブサメは
飛んでいるの姿をチラッと見ることができラッキーだった。

子供たちは、オトシブミ、ヒシバッタ、クモ、カメムシ
トンボ、チョウ等を次々と見つけて教えてくれる。


















なかでも、アサギマダラは今年初めてで
ヒラヒラと舞う姿は、やはり優雅で美しい・・・。

今日は、生後八ヶ月の赤ちゃんが参加してくれた。
お父さんの背中で、ご機嫌でいたが
野鳥の声を子守唄にして最後には寝てしまった。

2011年6月11日土曜日

大収穫 森の恵み教室

森の恵み教室の報告

雨上がりの、みずがきの森を散策した。

天気予報では、午後から雨が上がると言っていたが
幸運にも予報より早く雨が上がった。

















瑞牆山は雲に煙り
森の中は、しっとりとして気持ちがよい。

野鳥たちは、雨上がりでいっせいに鳴き出していた。
オオルリ、コルリ、エゾムシクイ、キビタキ、コガラ
ウグイス、ホオジロ、シジュウカラ、センダイムシクイなど

湿地帯沿いのコケやシダは、恵みの雨を受けて
みずみずしく青々としていた。
クリンソウの鮮やかな赤い花も咲き始めていた。

















森を歩いていて、ちょっと変わった花を見つけた。
透明感のある白い小さな花である。

















この花は、ギンリョウソウといい緑の葉がない
変わった植物である。

ここ、みずがきの森は天気で森の様子が変わる。

今日は、森の中に時折モヤが立ちこめて
いつもと違う幻想的な雰囲気を味わうことができた。

そして午後からは、車で移動をして沢沿いの散策をした。

しばらく歩くと、倒木に黄色いキノコが
どどどどっと出ていた。
「やったー ヌメリスギタケモドキだ・・・。」


















なんとタイミングが良いのだろう・・・。
まるで私たちを待っていてくれたかのようである。

こちらも今朝大きくなったばかりの様子で
みずみずしく美しい姿をしている。

ヌメリスギタケモドキは、採りたてをホイル焼きにしたら
滑らかな食感と独特の香りとうまみがあり、なんともおいしかった。

















そして食後の運動で、カラマツ林を散歩していると
ワラビも出ていた。


今日は大収穫、なんとラッキーで贅沢な日なのだろう・・・。

まさに、雨は森を豊かにして恵みをはぐくんでいる。

やっぱり、雨上がりには森へ行こう・・・。